ショールーム日誌

2004/02/26 -ゴッドクロスと一家三代の暖か話-

エイトスターのリングをお持ちいただいていたご婦人が、ある日お友達とご一緒に『リフォーム』に来店くださいました。
「前からこのデザインに興味があったのよね。ゴットクロスは意味も色々あるようだし、写真で見るより実物で見るほうが素敵ね! お嫁さんもリフォームしたいと言っていたのよ」と言って数日後改めて、お嫁さんと仲良く再来店し、お二人ともゴッドクロスのご注文をしてくださいました。

リフォームしたゴッドクロスを納品させていただく日には、10歳になるお孫さんへエイトスターをプレゼントしたいとのことで、Aさんとお嫁さん一家での再々来店となりました。お子さんのダイヤモンドを選ぶ間に、お母さんは、

「この子は好きなことや興味がある事は一生懸命するんですが、それ以外の事は集中力が足りなくて……」と、とてもご心配のご様子。田村も同じ年の双子の子供を持つ身、他人事ではないはずなのですが、
「いや~どんな風に育てたら、こんなに素敵なお嬢さんに育つんですか?」と感心しきり! お互いに共通のお知り合いが居たこともあり、皆様しばらく子育て談義に花を咲かせていらっしゃいました。

大人が難しいお話を長々している間中その10歳のお嬢さんは、ニコニコしながら集中したまま話を聞き、質問されれば的確に自分の意見や感想を述べ、その堂々とした態度は本当に田村が感心するほど、10歳とは思えない聡明な『リトル・プリンセス』だったのです。

親御さんはご心配のご様子ですが、イヤハヤ大人でもこんなに理路整然とした思考回路を持った大人は少ないはず。どこに出しても恥ずかしくない、さすがの田村も舌を巻くほどのスーパー10歳のお嬢さん。
いつの世も親が子供を心配するのは当たり前の事ではあるのでしょうが、自分の子供となると、正しく評価してあげることを見失いがちになってしまうものなのですね。
もっと!もっと!とお子さんへの望みは高くなるばかり……。田村の実感の伴った話に相槌は打っていらっしゃいましたが、お家に帰ったらやっぱりお子様への言葉や要求は、強くなってしまうのかしら、と思いながら私は車を見送りましたが、隣で見送る田村からは、溜め息ともとれる一言がありました。

「子育てに真剣になればなるほど、家庭内での女性性は難しいね。言う、ということは、強ければ強いほど、男性性を出していることになるからね……。その中で、芽をつまれずに素晴らしい少女に育っているあの子は、本当に立派だなぁ……。先が楽しみだねぇ。お母さん、いまから受け入れ側にまわれたら、さらに伸びるよ、あの子は……。それにしても、品の良さは生まれつきなのかなぁ……」

しばらく経ったある日、ウキウキしたお声でAさんから電話がありました。
「昨夜お嫁さんから連絡があったの。今までの自分の子育てを反省したって! 子供に怒ってばかりで悪い親でしたって。孫と話し合いをして孫にも謝ったんですって。私にも、お母様目が覚めました、今までごめんなさい! って。もう~そんな事を泣きながら言ってきたのよぉ。すごいわ、エイトスターは! ゴッドクロスにして間もないのに。こんな事なら今度は、この可愛いお嫁さんにエイトスターのリングをプレゼントしたいの」。
 人が変われば、周りの人も変われる。ダイヤモンドをプレゼントする、とお喜びになっている。うれしい心の連鎖に、私の心も感動で熱くなりました。

今度は3人でお越し下さり、10歳の『リトル・プリンセス』がお母様の為にリングデザインを選び、お嫁さんの手にはキラキラ輝く新しいエイトスター。
でもそのエイトスターの美しさに負けないくらいキラキラ光り輝くご婦人とお嫁さんとお孫さんのあのまなざしは、忘れる事は出来ません。

田村が日々言うとおりに「女性性」とは、現代に生きていく女性にとって、身につけるのが難しい時代になりました。誰の心の中にもあるのに、そこまでの思いが開かれない。外側に出て行くばかり、主張するばかりが良しとされる時代の真ん中に生きている。でも、だからこそ、実は受け入れる、という女性性を身につける良いチャンスなのに……。
男性の田村が、実体験でそれを身につけたからこそ分かるのでしょうが、女性として生まれても、本当の意味での「女性性を身につけた女性」になるのはとても難しい事なのかも知れません。きっと一生をかけて学んでいく事なのでしょう。

でも、このお嫁さんはその本当の「女性性」を短期間にしっかりと学ばれたのだと思います。田村が言うように、誰の心の中にもあるならば、気がついた、ということなのでしょう。そうか、気がつくことが、一番早道なのですね。これならば、一生かかることはない……。「受け入れ、認め、許し、そして与える心……」か。

私もこの美しいご家族と出会い、及ばずながら女として生まれたからには、これを機会に、一日でも早く気づいて実践していこうと思いました。
それでいいんですよね、社長……! 
思えば、見えない世界に目覚めた社長も17年。たくさんの経験をさらに重ね、感覚も鋭く磨かれ、ダイヤモンドを磨き上げた時の探究心で物事の中心を見極めるかのように放たれる一言は、ダイヤモンドのエネルギーと共に、両輪のごとく人の心を動かすようになっているように思えます。今回の私のショールーム日誌は、エイトスターと田村とお客さまの、ちょっといいお話でした。

(東京・橘)

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