すべての物質には固有のエネルギーがあり、特にエイトスター・ダイヤモンドが、特別なエネルギーを持っていることが判明した後すぐに、思いもしなかった縁が開ける。そして、人と物との相性が測定できる器具に導かれる。それは、ドイツで造られた気の測定器。見えない身体の中のエネルギーを、ここでは「気」と言っていた。中国の呼び方である。我々には、エネルギーや波動よりもずっと親しみ深い呼び方である。気ならば、ツボがある。この器具は、指先に集中しているツボから、身体の中の情報を測るものであった。

 ハワイで開業する、中国系のアメリカ人。靴磨きの高い台のような椅子に座った私の両手足の指のツボから、情報を取っていく。微弱電流に対して抵抗してくる気の数値を、事務的に測っていく。

 リンパ系の数値から始まって、肺、大腸、神経系、血液循環、アレルギー、生殖器、ホルモン系、心臓、小腸と、手のツボから測定し、足に移って、膵臓、肝臓、関節系、胃、繊維系、皮膚、脂肪、胆嚢、尿道、膀胱の二十カ所を測定した。

どれもこれも55〜70までの数値ばかりであった。すべての部位が、炎症状態であり、気の病いの状態である、という。このままにしておくと、病気に進むという。自分の治癒力では、正常に戻せずに、進行していく、ということらしい。現代人のほとんどが実は、こうした炎症の状態で、病気の予備軍になっているという。この高い数値が、50になれば、最高の状態に戻る。そういう物や薬を、測定出来るのだという。ダイヤモンドを測った。

 しかし、私がこだわって身につけていたダイヤモンドは、私のすべてのツボからの数値を、完全なる50に調整することが出来なかった。正常値の範囲と言われる55までにはするが、完全な50にはならない。また、波動調整していないダイヤモンドを測ったら、大変な数値となった。ある部位は80の炎症状態になったり、ある部位では35の病気の状態になったり、一体これは何を意味するのか……。面白い器具である。

 奇跡は、同行していた女性の測定で起こった。初めの測定値は私とほとんど同じ炎症状態だったが、そのすべてのツボからの抵抗値を、50にして、一ミリも動かないダイヤモンドが見つかったのである。その場は、不思議な盛り上がりを見せていた。医師も、驚いていた。鉱物のダイヤモンドが、人を癒す気を持っている。エネルギーだとか、波動だとか、気だとか言っても、感覚的で見えない、分からない。しかし、いま目の前では、それらがはっきりと分かる。しかも、医療の現場で40年にわたって使われているものだった。信頼は増した。心は、何かがこの器具で起こることを確信していた。

 結局、私をそこそこの数値にはするけれども、すべて50にするダイヤモンドは、その時持参したものの中にはなかった。どうやら、人の状態に最も合うダイヤモンドがあるらしい。人を完全に癒すダイヤモンドを見つけるのだ。心は異常に高ぶった。

(『マインド・キャラット天孫』(たま出版)より)


MRA波動研究所
江本勝氏
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